2005年11月24日

アルペンスキーのチューンナップ・ワクシングについて

アルペンスキー
 チューンナップ・ワクシング

   ☆ 滑走面 フラットの確認とフラット出し ☆
競技スキー、基礎スキー問わず、滑走面をフラットに仕上げる。

★スキーメーカーにより、コンケープ、コンベックスひどいスキーが有り、フラットを出だすと、エッジが半分以上削らないとフラットが、出ないスキーも有りますので注意

   ☆ エッジ角度の調整 ☆
下記エッジ角度を基準に、レベルに合わせて調整する事をお薦めします。

★ 高速系(DH・SG)
滑走面側ビベリング角度=0,5〜1,0度 サイド側エッジ角度=88〜89度
★ 技術系(GSL・SL)
滑走面側ビベリング角度=0〜0.5度  サイド側エッジ角度=87〜88度
★ 基礎系
滑走面側ビベリング角度=0,5〜1,0度 サイド側エッジ角度=88〜89度

   ☆ ベースマークの効用 ☆
ストーンマシンは無限に近いベースマークをスキーの滑走面に刻む事が出来ます。
雪質により滑走面上の水分の保持、放出で、滑走性が大きく変わります。

下記ベースマークを基準に、スキーに刻む込む事をお薦めします。
雪温が低く、結晶の細い乾燥雪の場合はベースマーク = 細かいストレート系
雪温が高く、結晶の荒い湿雪の場合はベースマーク = 荒いクロス系

    ☆ 滑走面を作る ☆
上記エッジ角度を作り、ベースマークを施したスキーを滑走面のゴミ取り、ケバ取り、ストーンマシンで刻んだベースマークの角を滑らかにする事を目的に、滑る滑走面を作る作業です。

1、サンドペーパー(240番)でトップからテールに向かい軽くサンディングする。
2、ホットWAXを施し、WAXが暖かい内にスクレーピング〜真鍮ブラシの
  作業を3〜5回繰り返す。ホットワクシング以外はトップ〜テール向かい作業する。
注意:滑走面のエポキシ系の接着温度は80〜100度です。滑走面の接着面に
   それ以上の温度がかかると滑走面の剥離原因に成ります。
   WAX 作業には十分注意しましょう。

    ☆ ベースWAXを塗る ☆
滑走面粒子の隙間にWAXを入れ込み下地を作る作業です。

滑走面が仕上がったスキーにWAXを塗り込む
ポリエチレンの滑走面は細かい粒子の結晶で出来ています。
滑走面温度で粒子が開きその隙間にWAXを入れ込む作業です。
アイロン温度を120〜130度に上げ、ベースWAXを厚く垂らし塗りこむ。
アイロンを一ヵ所に長く置かずにこまめに滑走面上を動かし、十分温める。
(何度も何度も繰り返せば多少効果が上がりますが、如何にベースWAXを滑走面に浸透させるかが、この作業のツボです。)

    ☆ 大会などで、より滑るワクシングです。☆
注:滑走面のエポキシ系の接着温度は80〜100度です。接着面にそれ以上の温度がかかると滑走面の剥離原因に成ります。雪を知り、WAXを余りケチらず、また、ワクシング以外はトップからテールに作業する事がポイントです。

 上記作業が終わっているスキーを雪質に合わせて。
1、WAXをスクレーパーで剥し、ブラッシングして表面を綺麗にする。
2、雪質より固めのWAXを塗りこむ。
3、常温で冷やしてから、スクレーピング、ブラッシング。
4、雪質に合わせたWAXを塗りこむ。(日本の雪の場合は高速系の大会では多少軟らかめのWAXを塗った方が結果が良い様です。)
5、常温で十分冷まし3の作業をする。(使用当日が望ましい)

    ☆ 大会などで、スタート前の作業 ☆ 
 スタートWAXは多々有ります。フッ素系、ナノWAX等多々有ります。
 雪質に合わせてお使い下さい。

1、雪に滑走面を付けて暫く放置する。(スキーを雪温に合わせる為)
2、もう一度滑走面をブラッシング
  (滑走面が冷えで収縮してWAXが浮き出ているので、除去)
3、スタートWAXを塗る。乾いてから軽くブラシ掛けをする。

さあスタートです。緊張感を持ち、恐れずバーを切ろう
ゴールには栄光が待っている事を信じて。


私がサービスマンとして経験し、選手(スキーヤー)に贈る基本的スキーの作り方です。
WAXは現在ホルメンコールのWAXを使用しています。
ご質問、ご相談を受け賜っております。メール等でお気軽に問い合わせ下さい。




posted by JoDeL at 14:14| SKI チューンナップ/よもやま話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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